鳥居内科  　鳥居幸生です。

今回はホルター心電図の紹介です。

「心臓がドキドキする」、「不整脈感がある」、「胸が締め付けられる」、「頭がフワッとする」など、心臓が原因で起こる症状は様々です。

ただ病院を受診して心電図とった時には既に症状がなく、心電図でも異常がない場合が多いかと思います。

その際の診断に力を発揮する検査・・・それが24時間の心拍を記録するホルター心電図です（心電図を一日中つけたままにします）。

しかし「ホルター心電図をしましょう！」とお伝えすると、嫌がる人が多かったのが現実です。

「重くて邪魔」、「お風呂に入れないから嫌」

いえいえ、最近の医療機器はすすんでいますよ、これが当院で採用しているものです。

「手のひらサイズ、重さは僅か78g、お風呂に入っても大丈夫！」普段通りに生活して下さい。

検査後は、記録された全ての心拍を私の目で確認させてもらいます。

大変な作業ですが、これが一番重要です。

心電図解析の専門業者に任せる病院が殆どですが、やはり循環器専門医として正確な診断をするために、全ての心拍を自らの目で確認することにしました。

些細な症状であっても、治療が必要な不整脈が隠れている場合もあります。

ひどく不快な症状があっても大したことない場合もあります。

ホルター心電図をつけて、症状の正体をはっきりさせてみてはいかがでしょうか？