にしじま眼科　西嶋一晃です

寒い日がまだまだ続きますが、みなさまお元気でしょうか？

今年、近畿地方では２月２０日頃よりスギ花粉の飛散の増加が予報されています。毎年花粉症に悩まされている方は準備万全でしょうか？

なかい耳鼻咽喉科の中井茂先生もブログに書かれているように、アレルギー症状を抑えるために症状が出始める前から始める初期療法が推奨されています。

これは眼科でも同じで、アレルギー性結膜炎の症状を軽くするために、症状が出だす２週間前くらいより予防的に抗アレルギー薬の点眼が推奨されています。そろそろ来週６日あたりから準備されてはいかがでしょうか。

ひどいアレルギー性結膜炎の場合は抗アレルギー薬の点眼だけでは症状が治まらない場合が多く、そのような時にはステロイドの点眼薬を使うことがしばしばです。しかしステロイド薬の点眼によって眼圧が上昇することがあります。

眼圧が多少あがっても自覚症状がないので、とても注意が必要です。そのような状態を放置しますと視神経に障害をきたし、視野が狭くなるステロイド緑内障という状態になりますので、必ず眼圧検査を受けながらステロイド点眼薬をご使用下さい。

それでは皆さん、今年はアレルギー症状のない快適な日々を過ごせるように今から準備しましょう。