京都市中京区　なかい耳鼻咽喉科院長、中井　茂です。

学校や幼稚園の検診が始まり、耳あか掃除で受診される方が増えてきました。

皆さん何故か、「すみません、耳あか取りだけなのですが・・・いいでしょうか・・・？」と遠慮がちに受診されるのですが、耳あか掃除で耳の機能を守るのは耳鼻科医の大切な仕事です。

全く遠慮なさることは無いのですよ。

ご家庭での子供の耳掃除はなかなか難しく（時には大人でも）、無理に奥まで触ると出血したり鼓膜を傷つけたりすることもあります。

我々耳鼻科医は耳の中を顕微鏡↑で拡大して観察しながら耳あか掃除用の小さな器具を用いて器用につまみだしたりお湯で洗い出したりするので、安全に、出来るだけ痛くなく耳あかを取り除くことができるのです。

↑上の写真は海を渡ってクリニックにやって来た、ドイツCarl Zeiss製の顕微鏡。

僕がこだわって選んだ、耳の中が大変明瞭に見える逸品です。

御家庭では掃除がしにくいような生まれて間もない小さな赤ちゃんでも、どうぞ御心配な時にはお気軽に受診して下さいね。

小さな子供さんが頻繁に耳を気にされる時には、耳あかのためだけでなく外耳炎や中耳炎を起こしている場合もあります。

一度お近くの耳鼻科で耳の中を確認されると安心ですね。

さて、いつも僕が使っている、耳あか掃除グッズをお見せします。

一見耳あか取りとは全く関係ないように思われる「ドラえもん」と「カエルちゃん」は診察中に子供たちの注意を引くおもちゃです。

子供たちに少しでも楽しく受診してもらおうと色々なおもちゃを試しましたが、この２つの人気がなぜか非常に高いのです。

僕のクリニックの秘密兵器です（笑）