京都市中京区　なかい耳鼻咽喉科院長、中井　茂です。

昨年夏の猛暑の後のニュースなどで言われていた通り、今年の冬は本当に寒い冬ですね。

少し暖かくなったかと思えばまた冷え込んで、今朝の京都は小雪がちらちらと舞うとても寒い朝でした。

みなさん風邪などひいておられませんか？

今年はスギ花粉の大量飛散が予想され、ＴＶでも盛んにスギ花粉の状況が報道されています。

僕は毎日何度も環境省花粉観測システム、愛称「はなこさん」にアクセスして、全国のリアルタイムな花粉飛散状況を確認しています。

京都では2月初めから少しですがスギ花粉が飛散していることを確認していました。

京都での飛散の開始は例年2月15日前後ですが、この数日の寒さの戻りから京都での大量飛散の開始は2月下旬に遅れるのではないかとも思っていました。

しかし、本日ついに滋賀県の大津でスギ花粉の大量飛散が観測された様です。

「はなこさん」より

朝10時ごろから大量飛散が始まり、夜になっても増え続けています

京都の明日の天候の状況にもよりますが、雪のちらつく大津で飛散が確認されたからにはいよいよ寒さの中の京都でも大量飛散開始が心配されます。

スギ花粉症の治療の基本は花粉からの回避と抗アレルギー薬の使用です。

外出時にはマスクの使用や、日頃コンタクトの方もメガネの使用を考えてくださいね。

また、戸外での洗濯物干しは考えものです。

どうしても外に干さなければならない場合は取り込む前によくよく花粉を払うようにしましょう。

予防治療を既に始めている方は薬の使用をしっかり続けてください。

まだ薬をお持ちでない方は薬の準備が至急に必要です。

不幸にして発症してしまった方には症状に応じて薬をお選び致します。

急いで掛かり付けの耳鼻咽喉科医院へ相談してくださいね。

スギ花粉の例年に無い大量飛散が起こった場合、今年初めて花粉症を発症する方が激増する恐れもあります。

4，5歳からスギ花粉症の発症は見られます。

お子さんのちっちゃいお鼻の様子にも十分注意してあげて下さいね。

お子さんも使用できる薬はちゃんとありますので、ご安心下さい